整形外科のオーダが来ると、ほぼ反射的に Bone Plus、Slice 1.25mm、軸位5mm観察用と骨条件0.625mm──そんなプロトコルを組んでいないでしょうか。
確かに間違いではない。しかし、次のような場面で「なんとなく」が破綻する。
- 脊椎術後で金属アーチファクトを読みたいのに Bone Plus でザラザラ
- 関節内骨折の3D構築を頼まれたが、MPRで階段状アーチファクト
- 大腿骨頸部骨折の骨梁の連続性を見たいのに、ノイズで埋もれる
- 手指の小骨折を Bone Plus で撮ったのに、なぜか境界がボケる
これらはすべて、「カーネル」と「Slice厚」を観察目的と切り離して固定運用していることが原因。
本稿では、raw dataを残し、複数カーネルで再構成する運用を一貫して推奨する。