プロトコルに「120」と書いてあるから120。Auto kVがそう言ったから100。それ、本当にその患者・その部位にとってのベストか?
整形外科領域のCTは、「骨さえ写ればいい」という空気のなかで、長らくkVが思考停止のパラメータになってきた。mAsやノイズインデックス(NI)、再構成カーネルは議論されるのに、kVだけは「とりあえず120」。
本記事は、GE Revolution / Optima系を主戦場にする中堅〜若手技師に向けて、80 / 100 / 120 / 140 kVの戦略的使い分けを、現場で誤解されがちなポイントを中心に整理し直すものだ。「低kV=低被ばく」「金属はMAR一択」といった単純化を、一度きちんと解きほぐしておきましょう。