kVを上げる・下げる判断を「画像が白いから・黒いから」で考えると危険。DRでは後処理で表示濃度がある程度整うため、見た目の明るさだけでは撮影条件の良し悪しがわからない。
kVで本当に設計しているのは、次の5つである。
透過性
X線が被写体をどれだけ通過できるか
被写体コントラスト
骨・軟部・金属の吸収差がどう反映されるか
階調の幅
厚い部分と薄い部分を一枚にどう収めるか
散乱線の量
高kVほど増え、コントラスト低下を招く
線量最適化
高kV・低mAsで線量を下げられるが画質とセットで
結論:kVは「画像を明るくするつまみ」ではない。どの情報を強く出し、どの情報を犠牲にしないかを決めるつまみである。