「なぜこのシーケンスを使うのですか?」――プロトコル名や設定値は答えられても、その理由を説明するのは難しい、という経験はないか。
MRI業務を始めて1年ほど経つと、ポジショニング、コイル装着、撮像範囲の設定、患者説明など、一連の検査はある程度スムーズに行えるようになる。しかし、標準プロトコルから外れる患者に遭遇すると、理解の差が表面化する。
- 体格が標準と大きく異なる
- 疼痛や認知機能低下により静止が難しい
- 金属インプラントが存在する
- 通常とは異なる方向の追加撮像が必要になった
- 画質を保ちながら撮像時間を短縮したい
- 医師から「この部分をもう少し詳しく見たい」と相談された
このとき必要なのは、設定値の暗記ではない。
どのパラメータを変更すると、何が改善し、何が悪化するか
を説明できることである。







